リサイクルパーツって?

事故や故障によって修理しても売物としての基準を満たせない車は使用済み車両(廃車)として再資源化されます。しかし廃車となる車の中にはまだ十分機能する部品が多く含まれており、それらの損傷の無い部品を取り外し、クリーニングの後で厳しいチェックを受け再利用される部品をリサイクルパーツと呼びます。

クリーニングやチェック等の手間とコストがかかっていてもリサイクルパーツは新品パーツに比べ安価で、補修用のパーツとして国内にとどまらず海外からも多くの需要があります。欧米では古くから、このリサイクルパーツの活用が一般的です。

リサイクルパーツは再生までの工程により分類されます。

「リファインパーツ」
使用済車両から取り外された中古部品をクリーニングし、強度や機能のチェック後出荷されます。

「リビルトパーツ」
使用済車両から取り外された中古部品を完全分解し、クリーニング及び細部の品質チェックが施され、消耗部品等の交換の後、再組み立てされます。さらにこの後、最終試験をパスものだけリビルトパーツと呼ばれます。

以上がリサイクルパーツの主な概要です。
その他にも、安価なパーツとしてはメーカー純正外パーツがあります。メーカー純正外パーツには非常に様々な種類があり、品質の良い商品が数多く出荷されています。
ディーラーではその性格上、修理にはすべて自社純正の新品部品を使います。しかし、その結果どうしても修理代金を安価にする事が難しくなってしまいます。
当社では長年の経験を元に、このような安価な部品の中からさらに信頼のおける部品だけを積極的に利用する事によって、お客様にご満足頂ける価格と技術をご提供出来るよう努力しております。

欧米に比べ、日本国内でのリサイクルパーツ利用率はディーラーをはじめ、まだまだ非常に低いのが現状です。
繁栄と発展が急速に進む自動車産業の陰で大きな資源の消費、環境破壊が行なわれている今日、当社を含む中小企業ではリサイクルパーツ等の利用をはじめ、様々な方法で社会貢献する企業が増えています。